グァテマラ アンティグア
グァテマラのコーヒー産地は大部分が山間地で、豊富できれいな水源に恵まれ、寒暖の差が大きいという特徴があります。メキシコの平原から吹く風に守られている産地、火山活動によりミネラル豊富な肥沃な土壌がある産地など300以上の気象要因により様々な場所で様々な風味のコーヒーが生みだされています。
1980年代からANACAFEが先導し、地区別コーヒーとしてのプロモーション活動をスタートさせています(ウエウエテナンゴ、サンマルコスアティトラン、アカテナンゴ、アンティグアなど)。その中の一つアンティグア地区内にあるのがこの「アゾテア農園」です。
アンティグア地区
アンティグア地区は良質なコーヒーを産出することで世界的に高く評価されています。世界遺産でもあり、グァテマラの古都としての歴史とその素晴らしい街並みで広く世界に知られています。また1880年代にグァテマラで最初のコーヒー栽培がおこなわれた地区でもあります。アンティグアはアグア火山、フエゴ火山、アカテナンゴ火山に囲まれた地区であり、ミネラル豊富な火山性土壌でコーヒー栽培がおこなわれています。雨季と乾季のハッキリした気候や夜の冷え込みはこの地区の特徴で、世界的に高く評価されている風味の源となっています。
アゾテア農園
アゾテアはアンティグア地区北部の農園です。農園の歴史は長く、1883年まで遡ることができます。長い歴史と伝統を持った農園ですが最新の技術にも積極的に取組んでいて、両者の融合により素晴らしい品質のコーヒーを作り続けています。
農園内に博物館を有し、コーヒー栽培による収入への依存度が他農園ほど高くない点が特徴の一つです。安定した博物館からの収入は、農園主にコーヒー栽培に関する研究の余力を与え、生物学者の手助けにより、異なる栽培方法、有機肥料、シェードツリー体系、汚物処理の研究に取組んでいます。
◎環境を考えた取り組み◎
- シェードを多様化し、動物相の多様化(渡り鳥、その他動物)につなげている高い効果を発揮したニンニク、唐辛子、アロエを使った有機殺虫剤、有機殺菌剤を開発
- 現在、水洗処理で発生する汚物(パルプ、粘液質など)からのエタノール精製の研究を開始
- 水洗処理で使用する水は井戸水を使用。使用後の水は回収され、砂が張られた吸収層へ
- 果肉除去後のパルプは乾燥させ、有機肥料の原料としている
毎年変わらず高い品質のコーヒーを届けてくれる“アゾテア農園”。
安心できるコーヒーです。
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